コロナ前までは、カナダラ韓国語教室には、韓国から、わざわざ日本語を学びに来られる方が、いらっしゃいました。皆さん、民泊や、ホテルに2-3か月滞在して、毎日一日2~3時間の授業と福岡市内の観光をしながら、メキメキ上達なさいました。
韓国で日本語を教えていた時にも感じましたが、韓国人の外国語を学ぼうとする姿勢、意欲、気合、は、日本人には、想像できないでしょう。そして、その積極性が、無謀なほど、強い。何言っているかわからない未熟な状態でも、構わず、日本語をぶつけてきます。日本人のように、通じなかったら恥ずかしいよいうような感覚は、ないと思われます。でも、だから、上達のスピードが、速い、速い!!
そんな、生徒さんの中のおひとりが、この一月に、三年ぶりに、私を訪ねてきてくださいました。なんと彼は、69歳男性、三年前に一緒に勉強した時は、聞き取りがなかなか難しく、スムーズな会話になりにくかったのですが、今回の再会では、年齢に関わらず、数段に成長されていて、人の可能性を思い知らされました。
昔話をしながら、お酒を飲み、楽しい一日を過ごせましたことに、出会いと、ご縁に、心から、感謝しました。
コロナは、とっても、迷惑なことですが、こんな、当たり前の日常を、当たり前ではない貴重なことであることを教えてくれました。
カナダラ韓国語教室も、もうすぐ30周年を迎えます。
はじめは、隣に韓国という素敵な国があることを、日本人たちが、あまり知りませんでした。
だから、私が、みんなの紹介しなくっちゃという思いから、教室が始まったのですが、途中から、何か、私だけの大事な韓国の楽しみを公開された感じがしてきて、逆に寂しい想いになったこともありました。
今は、もう、周りの方々から、韓国の新しい情報を教えていただくようになり、これからのカナダラの新しい役割を模索しているところです。
とにかく、
カナダラの理念「韓日融和」を念頭に、形を変えながら、貢献していきたいと思っています。
今年は、良い年になりますように。
ご縁に感謝。